居多ヶ浜の夕陽
- 2015/10/16
- 越後奥寂庵
今日、市役所で用事を済ませ、水道管の部品を買いに上越市で一番大きなホームセンターに寄ったところ、西の空が淡いオレンジ色だったので、海岸に向かいました。ここは、親鸞聖人が流罪になり、舟から上陸した「居多ヶ浜」です。ここから少し陸地に入ったところに、親鸞聖人ゆかりの居多神社と五智国分寺があります。
僧侶としての地位などすべてを失い、この地に来て自らを「愚禿親鸞」と名乗った時、親鸞聖人は何を思っていたのだろうかと、ここに来る度に思いを馳せます。外側から見られている「私」、相対的な「私」、関係性のなかの「私」、自分だと思い込んでいる「私」を落として行った時に、何が残るのだろうかと。