秋を感じる
- 2015/10/17
- 越後奥寂庵
秋の風物詩、ススキです。 ススキほど、日の光が合う植物はないかもしれません。田んぼの畦に咲く小さき花たちです。 稲が育っていた頃は稲が主役となり、これらの小さき花たちは殆ど気づかれることはありませんでした。でも今は稲刈りが終わり、小さき花たちに夕陽が当たって主役となっています。みんなが主役です。夕方、耕耘機の手入れをしていると、軽トラが目の前に停まりました。顔を上げるといつも挨拶を交わす地元の方で、もぎたてのブロッコリーとカリフラワーを分けてくださいました。山あいの段々畑で丹精込めて育てた野菜はとても貴重なのです。それが分かるので、本当に有難い気持ちになります。
お礼とともに、豪雪地帯のこの場所で玉ネギ、ニンニク、ワケギなどができるかを尋ねると、「玉ネギは小さいものしかできないけれど、ニンニクとワケギはこの辺の人たちは作るよ」とのこと。試しに植えてみようと早速、ホームセンターまでニンニクを買いに出かけました。来年5月上旬、 雪解け後に芽を出してくれることを願って、植え込みます。