自然との出会い

昨日は、朝から日が沈むまで、適宜、ルーベンスの個人セッションの対応をしながら、昼食時以外はひたすら刈払作業と耕耘作業を行い、日が沈んでからホームセンターとワークマンまで買い出しに行くという、充実した一日を過ごしました。

3時間ほどの睡眠を取り、天気がよかったのでいつもの場所まで撮影に出かけました。やはり棚田越しの日の出は美しい。早起きした甲斐があります。撮影し終わり、奥寂庵に帰る時、静寂な空気のなか、アヴェマリアのインド風チャントを聴きたくなり、運転中ずっと聴いていました。「日本的な里山の風景には、普通なら似合わない歌だなぁ」と独り言をつぶやきましたが、内面では、棚田越しに観た日の出、それに通り過ぎていく自然の風景にこの歌がフィットしていたのです。

確かにそれぞれの土地には特有の気候風土があり、人間の暮らしのなかで長い年月を掛けて特有の文化や歌が育まれます。それと同時に、そのもっと深層には、時空を超えて誰もが琴線に触れる調和や真理があることを今回、あらためて感じました。それは特定の人種、特定の文化、特定の宗教を超えたところにある領域です。

それは、この瞬間に自然と出会い、思考を介さずに交わることを通して到達できるように思いました。もちろん、私たちも深層では自然と一つですから、人と出会うことを通してを含めてです。

さて、今日も一日、農作業に励みます。梅雨入り前までにすることが山積みですから。

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