草刈り三昧
- 2014/8/20
- 越後奥寂庵
昨日から行っていた敷地内の刈払い(草刈り)が終わりました。農地までは辿り着きませんでしたが、よしとしましょう。
刈払いは、始めるまでは億劫なのですが、始めてしまえば、この作業が好きだということを実感します。というのは、自分を観るいい機会になるからです。「どのような順番で草刈りをすると効率がいいか」「つるが刈払機に絡まないようにするには」ということなどに集中しながら刈払機を動かすのはもちろんですが、それと同時にいろいろと気づきます。
エゴで自分の思い通りにしようとすると身体に無理な力が入ったり呼吸を止めたりする、ということに気づいたり、からだを一方向からのみ回旋させるアンバランスな動きなので身体の使い方に意識を向け、如何にからだに負荷が掛からないようにするか探ったり、からだが水分や休息を求めていないか、ということにも意識したりと、単純作業ではあるけれど、同時に感覚や思考を総動員するのです。普段なら思考はいろいろな方向に走り出しますが、刈払いをしていると思考は「いまここ」で起きていることに集中するようになります。その感覚が好きです。
画像は、刈払い後の風景です。刈払い前と比較しないと分からないと思います。しかしこうやって観ると、奥寂庵は自然に囲まれているということを再確認します。