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魂と繋がる歌の唄い方 女神山スペシャル・リトリートのご報告
- 2014/5/6
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5月2日から6日までの5日間、長野県の女神山ライフセンターにて、ヒーラーでありヴォーカリストである本郷綜海さん、ピアニストであり作曲家、エンジニアでもある高橋全さんとともに「魂と繋がる歌の唄い方 女神山スペシャル・リトリート」を行ってきました。素晴らしい仲間と素晴らしい参加者とともに過ごした5日間、最高でした。
本郷綜海さんが始められた「魂と繋がる歌の唄い方」を、高橋全さんとともにサポートするようになって今回が3回目。毎回、毎日が感動の日々です。
私は、28年ほどいろいろなワークショップやセミナーに参加し、学び、提供をしてきましたが、この「たま歌」は、ユニークなものだと感じています。それは、音楽事務所社長、音楽プロデューサーの経験を持ち、ヒーラー、ヴォーカリストとしても実力を発揮している綜海さんだからこそできるものだからでしょう。
私は、内面のプロセスを扱う仕事をしていますが、私自身も若い頃、音楽の仕事をしていたこともあり、音楽の要素を取り入れることが、心や身体を扱う上でとても役に立つと感じてきました。ただ、この「たま歌」は、歌うことがメインというのがまず、ユニークな点です。そして、上手に歌うことを目的とせず、「如何に魂に繋がって歌うか」に焦点を当てているのが素晴らしい点です。
私たちが日常で身に付けている殻にヒビが入り、内側から光が放射される瞬間に立ち会う時、人は感動します。なぜならそこには、その人の真実があるから。その瞬間は、お互い「いまここ」に存在し、思い込みのフィルターを外して、直に目の前の人と出会うことのできる瞬間なのです。瞬間であるけれど、その体験は永遠です。その瞬間に癒しが起きると言ってもいいですし、その瞬間は人生を変えるくらい大きな体験でもあります。私自身、その瞬間の魅力のために、今の仕事を続けているくらいですから。
そこに「歌を唄う」要素が加わることの素晴らしさを「たま歌」では強く実感しています。音楽は「錬金術」であることを「たま歌」は教えてくれました。たとえ内面にある暗い影の部分が表現されたとしても、歌によって、本人が意図しなくても光へと「昇華」されるのです。魂の叫びが、歌によって「祈り」になるのです。
人それぞれの真実の「祈り」が表現される場では、歌い手のみならず、聴いている人達の身体、心、エネルギーにも深く影響を及ぼします。「祈り」の偉大さを実感する5日間です。
このような素晴らしい機会に呼んでくださっている綜海さんに心から感謝します。そして、綜海さんはもちろんですが、私にしても全さんにしても、今まで行ってきたことすべてを、このリトリートで活かしています。音楽という共通項がありながら、それぞれの専門領域があり、お互いがそこを尊重しているチームワーク。このチーム、最高です。そして毎回、参加者も最高です。
3日目の夜、キャンプファイアーを行いました。その際、ドラムサークル・ファシリテーターの役割とともに「焚き火担当」の引き受け、最初から最後まで「火」のお世話をさせて頂きました。
1月から2月にかけて、インドのKaivalyadhama Yoga Instituteに3週間滞在しましたが、滞在期間中、何度か「ファイアーセレモニー」に参加させて頂きました。その際、このセレモニーの意味を教えて貰い、知的には理解することは出来ましたが、残念ながら気持ちのレベルで腑に落ちる感覚は得られませんでした。
それが今回、「火」のお世話を5時間したことで、インドでの儀式で説明を受けた「火」に対する感謝の気持ちを初めて感じることができたのです。同時に、焚き火を囲んで行ったドラミングとダンスを通して、五大元素のうちの「火」の要素も体感することができたように思います。
いろいろ体験できた5日間でした。次回開催が今から楽しみです。