「交流の夕べ」のご報告
- 2018/12/2
- 越後奥寂庵
丁度一週間前の日曜日、高田まちかど交流館にて「交流の夕べ 〜いのちといのちが出会うコンサート〜」を行いました。定員を大幅に上回るお客さまに恵まれ、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
このコンサートを行うにあたり、東京では三咲さんと、上越では橋本さんと、それぞれ打ち合わせとリハを行い、その音源を先方に渡すという「つなぎ役」を担い、また上越でご協力頂いた方々との打ち合わせ、取材、ラジオ収録など、できることは全て行ったおかげで、準備万端で当日を迎えることが出来ました。とはいっても、私達3名が初めて顔を揃えたのは当日の昼でしたから、当日の音合わせはとても貴重な時間となりました。本番は、自分が演奏に入る場面では演奏を純粋に楽しみ、三咲さんの一人語り、橋本さんの独奏の時は、ミキサーで音を調整しながらも彼らの演技演奏を味わうという、贅沢な時間でした。
この企画を思いついた時、「東京と上越をつなぐ」という交流をイメージしていました。もちろんそれは変わらず、大いに意味のあるテーマでした。上越の皆さんに三咲さんの一人語りと歌を体験して頂き、東京からわざわざお越し頂いた三咲さんには、橋本さんを含む地元の方々の人の良さを実感して頂けたので、目的は十二分に果たせました。
それとともに、実際に行ってみて分かったことは、それだけではなかったということです。会場がある高田の街と奥寂庵のある大島区の交流、地域活性に力を注ぐ人たちとの交流、このコンサートを実現するために関わってくれた方々との交流など、たくさんの交流があったのです。そしてそれらすべての交流は、これも意図はしていませんでしたが、来年からの奥寂庵の活動に少なからず影響を及ぼすだろうということです。自分の意図しないところで、大きな意図が働いているような気持ちです。
ジャンルが全く異なる邦楽と洋楽の演奏者が、コンサート当日に初めて顔を合わすという、リスキーな試みでしたが、やって正解でした。このような無謀な企画に快く応じてくださった三咲順子さん、橋本松央山さんに感謝です。そして、このコンサートを実現するにあたって協力してくださった皆さんにも、本当に感謝いたします。会場の椅子では足りなくなってご自身の会社から車で椅子を運んできてくださったり、急遽受付をしてくださったり、差し入れを買ってきてくださったり、機材の搬出を手伝ったくださったりと、本当に多くの人に助けられなければ実現できない、手作りのコンサートでした。皆さん、ありがとうございました。
この流れで第二弾を来年行いたいと思っていますので、楽しみにしていてください。