BIPS 3期合宿トレーニングのご報告

先週、5日間に渡る3期合宿トレーニングを長野県にて行ってきました。以前にも記しましたが4年目はスーパービジョンで、全員がそれぞれセラピスト役、クライアント役になり、全員が見守るなかでセッションを行います。また、休憩時間には、2セッション行うことを必須としているため、5日間でセラピスト役、クライアント役を合わせて6回体験することになります。ですから4年目の合宿は、結構ハードになりますが、それでも3年間で培った相互間の信頼関係、各自の器がありますから、いい形でトレーニングが進みました。

今回、通常のボディサイコセラピーのアプローチとは、ある意味真反対のアプローチの重要性を、体験を通して学ぶことになりました。それはトラウマへのアプローチです。PTSDに対する心理療法では、体性神経系が鍵になることが分かっているように、PTSDにはボディサイコセラピーはとても有効になります。しかしながら、ボディサイコセラピーのなかでのアプローチは、伝統的手法と真反対になるということです。今回のトレーナーのモーリッツィオは、トラウマへのアプローチの研究を行うとともに、ミラノ大学医学部で教えていることもあり、皆さんに知って貰うには最適な機会となりました。

現在、世界中で、自然災害、紛争、貧困、犯罪などにより、私達は多くのストレス下に置かれています。残念なことに、そのストレッサーは個々人がコントロールできない、耐性の窓をはるかに超えたものが多いことから、今後はさらにPTSDへのアプローチは必要となるでしょう。

最終日の皆さんのシェアから、4年間のトレーニングが終わりに近づいていることを実感しました。残りわずかですが、3期の皆さん、いい時間を過ごしましょう。

4期プレトレーニング、3期合宿トレーニングと続き、その間、個人セッションや講座ができなかったために、トレーニング後は仕事が詰まっていてハードでしたが、やっとBIPSの投稿が出来ました。

写真のなかに一匹「熊」が居ますが、トレーニング生でなければ分からないことなので、気にしないでください(笑)。

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