BIPS 公開ワークショップのご報告とお知らせ
- 2017/6/5
- BIPS
BIPS 公開ワークショップが終わりました。今回は「父親としてのスタイル」というテーマでしたので、各自、自分自身の父親に意識を向けた3日間となりました。
3日間を通して感じたことは、意識している意識していないかに関わらず、私たちは自分自身が思っているより、父親の影響を多く受け取っているということでした。そして父親のみならず、祖父、曾祖父などの祖先からの連鎖によって男性性の遺産も受け継いでいるのです。人生において健全な男性性を活かすことのできる正の遺産がある反面、傷によって生じた負の遺産も同時に受け取っています。
正の遺産に気づくことによって意識的に男性性を人生に活かせるようになりますし、負の資産と向き合い、受容していくことによって祖先からの負の連鎖を自分で断ち切ることができます。そして強く感じたことは「どんな父親であっても、子どもは父親に愛されたいという深い想いがある」ということでした。そのようなことを感じた3日間でした。
丁寧に参加者一人一人と関わったモーリッツィオに感謝です。ミラノ大学医学部で産婦人科医を目指す学生に、母子関係の重要性を教えるモーリッツィオ。来年の公開ワークショップは、「母親としてのスタイル」というテーマにしてもいいかも知れません。
10月20日(金)から22日(日)の3日間、同じく清里にてBIPS 公開ワークショップを行いますが、「父親としてのスタイル」という同じテーマを、今度はブラジル人トレーナーのルーベンス・キグネル氏がリードします。今回参加した方にとっては、父親からの影響、そして自分自身の内面にある男性性をさらに探求する機会となりますし、今回参加できなかった方にとっては、父親、男性性を探るいい機会となるでしょう。
男性性は、自分を前に押し出す原動力です。自分自身の人生の可能性に対して、歩みを進めるための男性性を、次回も一緒に探りましょう。ルーベンスは、男性性が強いいですから、男性性を学ぶには最適です。少し先になりますが、どうぞお楽しみに。
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日 程:2017年10月20日(金)14時開始〜10月22日(日)16時終了
※合宿形式のワークショップとなります。
会 場:伊予ロッヂ(JR小海線清里駅より送迎バス) 山梨県北杜市高根町清里 3545
講 師:ルーベンス・キグネル
(BIPSメインディレクター)
通 訳:国永史子(BIPSディレクター)
スタッフ:贄川治樹(BIPSディレクター)
対 象:一般の方、専門家問わず、ご興味のある方
定 員:20名
料 金:70,000円(消費税、2泊4食付き)
申込期日:2017年10月13日
振込期日:2017年10月18日
問い合わせ先/申込先:BIPS 事務局(贄川)
MAIL:office@bodypsychotherapy.jp
申込方法:名前・住所・連絡先を明記の上、BIPS 事務局までお申込みください。
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ルーベンス・キグネル氏の略歴
ブラジル ポウリスタ大学大学院 心理療法における身体コース コーディネーター
1950 年サンパウロ生まれ。FACULDADES大学社会学部卒業。心理療法家でありコミュニケーションと記号学の教授。ロンドン・ゲルタ・ボイスン・ センターでバイオダイナミックス・トレーニング修了。ロンドン・バイオエナジェティックス分析研究所(アレクサンダー・ローエン主宰)でジョン・ピエラコ スよりトレーニング修了。チューリッヒ・バイオシンセシス国際センターでデイビッド・ボアデラに師事。アメリカ・エサレン研究所でポール・ピエラコスより ゲシュタルトセラピー修了。ニューヨークにてアレクサンダー・ローエンより、バイオエナジェティックス特別上級者トレーニング修了。アルゼンチンにてサイ コドラマのトレーニング修了。ブラジル精神分析協会にて精神分析のトレーニング修了。これまで、デイビッド・ボアデラ、ゲルタ・ボイスン、アレクサン ダー・ローエンの出版物の翻訳、監修に携わる。フランス、イタリア、日本、メキシコ、ブラジルを含む南米諸国でボディサイコセラピーのトレーナーを務め る。20年以上バイオシンセシス、バイオダイナミックスの国際トレーナーとして活躍。イタリア、ボローニア大学にてコミュニケーション学の博士号取得。 2005年には、ブラジルで行われたボディサイコセラピー国際会議の議長を務める。