新しい相棒
- 2016/4/26
- 越後奥寂庵
今日は東京から長野まで、中古の農機具と軽トラを引き取りに行きました。農機具、軽トラとも状態が良い割には相場よりも安く、しかも取扱店同士が車で15分の近さだったので、幸運でした。
長野からの帰路で、パーキングエリアや農産物直売所で一休みしていると、地元の農家の方が軽トラを覗き込み、「これは何をする機械かね」と訊いてきます。やはりあまり馴染みのない農機具なのでしょう。これは「トレンチャー」と言う、長芋栽培に使う機械なのですが、私はたんじゅん農法(炭素循環農法)を行うために手に入れました。私の所有する農地は粘土質で水はけが悪いため、田んぼには適していても畑には適しません。たんじゅん農法は、粘土質の農地を水はけの良い土壌に変えるためにも適していると思い、実践してみることにしたのです。
奥寂庵に着くと、予想通りに例年より大分早く緑が茂っていました。これからやることが盛りだくさんです。しかし、軽トラとトレンチャーという新しい相棒ができたことで、土壌改良はかなりしやすくなりました。
長野から越後奥寂庵までは、飯山から千曲川沿いに下道を走りましたが、長野と新潟のエネルギーの違いをあらためて感じました。私にとって長野は、20数年頻繁に通い、1年以上住んだくらいですから、大好きな地域なのですが、今は越後奥寂庵を構えたせいもありますが、新潟の独特なエネルギーに魅せられています。長野と言っても様々な地域がありますから一概には言えませんが、私にとっての長野は洗練されていて、ワクワクするようなエネルギーを感じるのです。それに比べて新潟は土着的な大地性と包み込まれるようなエネルギー、内面深くに溶けていくようなエネルギーを感じるのです。
上の桜並木は小布施にて、下の菜の花畑は飯山にて撮影しました。
上は松之山の美人林、下は松之山の棚田です。長野(小布施の桜並木と飯山の菜の花畑)と新潟(松之山の美人林と棚田)の画像を観ても、何となくエネルギーの違いが感じられるかも知れません。