積雪直前の風景
- 2015/12/17
- 越後奥寂庵
昨年の今頃は、越後奥寂庵周辺はすでに1メートルの積雪があり、鼻毛の池に向かう林道は積雪のため通行止めになっていました。それがこの冬は通行止めどころか、鼻毛の池では春のような陽気で驚きました。そして、越後奥寂庵よりも400メートル高い標高に位置する大厳寺高原のブナ原生林でも積雪は殆どなく、散策することができました。
今日は曇りの予報だったにもかかわらず、快晴となりました。それは今回、越後奥寂庵を訪ねてくださった方が、春のような朗らかさをお持ちだったからだと思っています。なぜなら、その方が帰られた後、越後奥寂庵の雪囲いを行い、ほっとひと息ついた頃に、雨が降って寒さが戻りましたから。17日からいよいよ雪が降るようです。一面銀世界はもうすぐそこまで来ています。 力強い木々たちです。葉を落とし、雪が降る前の山肌は、寂しさを感じるものですが、よくよく観て感じ入ってみると凄まじいほどの生命力に満ちています。大地に根を張ることの大切さをあらためて感じました。