浄化の日

浄化の日

今日はVirechana(浄化の日)でした。一昨日のシロダーラのトリートメント後に、オイル(たぶんハーブを浸したもの)を浣腸されました。それは浄化のための準備として、腸内を潤滑にすることが目的のように感じました。

浄化の日、朝は普通にヨガクラスがあり、朝食を採らずにアーユルヴェーダのカウンセリングと脈診を受けます。それで処方された生薬を飲むのです。人によって飲むものが異なりますし、上からの浄化か、下からの浄化かも、ここで振り分けられるんだと思います。生薬は、苦酸っぱいというか、漢方のようでもあり、何とも不思議な味のもので、少しずつ採ります。辛くなったら砂糖菓子、レモン汁が浸みた生姜で口の中を整えながら、すべて飲みます。副作用のない下剤という感じです。画像は私がとった薬です。左下の粉末の薬を濃い色の飲み薬の1つに混ぜてとります。左上は砂糖菓子とレモン汁が浸みた生姜、右上がお白湯です。

浄化の日

浄化の日

人によってはもう一種類とる人もいました。

浄化の日

その日は夕食まで食事はとらずに、部屋で静かにしているように言われました。午前中は少し仮眠を取りました。インド人の参加者に後で聴きましたが、彼も眠ったそうなので、もしかしたら薬のなかに眠くなる作用もあるのかもしれません。起きてからまだ、もよおしてこないので、のんびりしていたら昼になりました。昼には重湯のようなものを持ってきてくれます。その時にスタッフにまだ出ていないことを告げると、ドクターが来てくれて、もう少し飲まないと駄目だと言われ、また苦酸っぱい薬を飲みました。

浄化の日

午後には、何度もトイレに通いましたが、痛みがあるわけではないので、全然楽でした。どんどん身体が楽になる感じです。トイレに通うたびにお白湯をコップ一杯と乾燥したお米を少々食べます。夕方からは普通に外出し、Tratak瞑想から普通に参加しました。

浄化の日

浄化の日

興味深かったのは、夕食の時です。それまでは皆、どことなく静かで、人と関わることが少なかったように思いますが、心配していた浄化の日を終えた解放感からか、一緒に乗り越えたことでの連帯感からか、誰もがオープンになり、顔も和らぎ、今まで挨拶もしなかった人とも挨拶をしたり喋るようになったのです。「今日、結局何回出た?」「頻度はどんな感じだった?」「今も気持ち悪いんだ・・・」「あなたは吐いた方?」などなど、普通の会話としてしているのが可笑しい感じでした。翌日の朝食でも、その感じが続いていて、皆で和気あいあいと話し合いました。僕の周りは全員インド人だったのですが、僕の周りだけ英語を話してくれました。

浄化の日

日本では「腹を割って話す」「腹黒い」という表現があるように、ボディサイコセラピーでも消化管は、自我ではなく本質、本音と関連づけています。消化管が浄化されたことで、参加者全員の腹が割れてオープンになったのかもしれません。消化管はやはり興味深いです。

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