今日は朝早くに撮影に出かけようと決めていました。朝は風がなく、田んぼに張った水が鏡のようになるからです。9時を過ぎるともう風が吹き始めて鏡ではなくなってしまいますから。春の田植えの直前と秋の稲刈り後の2回、田んぼに水が溜まります。この短い期間、朝早くカメラを持ってお気に入りの撮影ポイントに出かけるが楽しみなのです。この春も天気に恵まれました。
田んぼの畦に咲いていたムラサキツメクサです。昔、花にマヨネーズを付けてよく食べました。
昨夜、雨が降ったのでスギナにたくさんの水玉が付いていました。写真なのに音楽が聞こえてきます。スギナは、抜こうとすると切れてしまい、しかも根が少しでも残っているとどんどん地下茎で蔓延るので、畑でも庭でも歓迎できない植物なのですが、こうやってみると綺麗です。
下の画像は私の大好きな風景で、私にとっての桃源郷です。後ろに雪山を抱いて田んぼと畑があり、その日常のなかに氏神様と鎮守の杜がある風景です。このようなところで子供の頃から過ごすことができたなら、きっと自然や神様との繋がりを当たり前のこととして感じられたことでしょう。東山魁夷画伯の「緑響く」のような清らかさを感じる場所でもあります。