EABPによるボディサイコセラピーの紹介動画

BIPSが所属するEABP(ヨーロッパ・ボディサイコセラピー協会)が作成したボディサイコセラピーを紹介する動画です。この動画の特徴として挙げられるのは、セラピストからの説明だけではなく、クライアントへのインタビューが行われている点で、それぞれのクライアントは、具体的に変化した点を述べているのが印象的です。

ボディサイコセラピーが扱うのは「からだとこころのダイナミックス(心身相関)」ですが、具体的に言うならば、思考、イメージ、感情、情動、身体構造、身体の動き、代謝、生命エネルギー、そして人間関係です。ボディサイコセラピーは、このように全人的に働きかける心理療法であり、そのためには言語的コミュニケーションとともに非言語的コミュニケーションを重視します。

ボディサイコセラピーは、ピエール・ジャネとフロイトによる無意識の研究を経て、無意識にアプローチするために身体に働きかけたフロイトの弟子の一人、 ウィルヘルム・ライヒの研究から始まり、100年以上の年月の間、進化し発展し続けてきました。心理療法のなかに身体を持ち込んだために臨床心理の領域において、長い間異端であったボディサイコセラピーが、近年、神経生理学による発見によって、如何に理にかなったことをしてきたかが立証されつつあります。 それとともに、ITが高度に発達している現代においてなおざりにされてきた「身体の知恵」を取り戻すことができるという意味では、これからの心理療法と言えるでしょう。

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