元気な野菜たち
- 2016/12/1
- 越後奥寂庵
先週末、大根、かぶ、さつまいもを収穫しました。毎日手間暇掛けられない今の状況にしては、満足のいく収穫ができました。順調に収穫できて嬉しい反面、収穫した作物を目の前に、手伝いに来てくれた友人とこれらの野菜をどうするか、考え込みました。都会ではこの時期、野菜は高価ですから贅沢な悩みです。
農家の端くれとして、家庭菜園よりは大きな規模で耕作をしていますが、それでも今はまだ、作物を販路に乗せるほどの収穫量ではないのです。来年は、まずは地元の野菜を販売している道の駅のような販売所に卸せるかかどうか、確認してみようと思いました。しかし、今回収穫した野菜はどうにもなりません。大根の一部は、干して沢庵にすることにしました。次回戻る時は、樽に漬けます。
無農薬栽培で元気に育った野菜たち。大根を抜いて水洗いしてかぶりつくと、水が滲み出てくるくらい瑞々しくて甘いのです。さつまいもも堀ってすぐに蒸してみたら、これまた瑞々しくてねっとり。
元気な野菜や穀物を育む土壌、美味しい湧き水、それに澄んだ空気がある、自然豊かな「いのち溢れる場所」であるにもかかわらず、若い人達は「仕事がないから」と離れていきます。かたや都会には仕事はありますが、このような自然豊かな環境はなく、満員電車での会社通いで、取りたてではない野菜を買う生活です。