先週末の26日、上越市の山間地域である浦川原区、牧区、安塚区、大島区で、10万本のロウソクを灯すイベント「灯の回廊」が行われました。毎年、2月の最終土曜日に行われているイベントです。今年は例年に比べてかなり積雪が少なく、道路は路面が現れていて、いつものような雪国のイメージがあまりなかったのですが、それでも夜、ロウソクに火が灯されると、幻想的な風景が現れました。
よろしければ、「灯の回廊」で撮影しました写真をお楽しみください。
上の2枚の画像は、越後奥寂庵近くのほたるロードです。越後奥寂庵周辺には殆ど街灯というものがありません。都会からすれば物騒に感じるかも知れませんが、闇があるからこそ光の美しさが際立つということを「灯の回廊」であらためて感じました。 上の4枚は、仁上集落です。ここでは広い田んぼにロウソクが灯されます。また大きなかまくらも作られていました。上の画像は、唯一、大島区以外でのものです。浦川原区の温泉施設「霧ヶ岳温泉 ゆあみ」で撮影しました。 上の2枚は、大島区の棚岡から中野に向かう道です。他の地域では車や人で賑わっているにもかかわらず、この辺りは殆ど車が通らず、静けさを保っていました。このような人家が近くにない道路にも、ロウソクを灯したのは素晴らしいです。 上の3枚は、菖蒲集落にあります飯田邸で撮影したものです。飯田邸は茅葺き屋根で趣きのある古民家で、中では食事をすることもできました。お勧めのスポットです。今回、大島区、安塚区、浦川原区を回りました。それぞれの地区は、同じロウソクのイベントであるけれど、趣きが異なりました。すべての地区では創意工夫されていて、地元の方々がいいイベントにしようと工夫をされているのがよく分かりましたが、個人的にはあまり人工的なオブジェを作らない大島区の雰囲気が好きでした。来年も楽しみなイベントです。