今朝撮影した星空画像に、星座を書き込んでみました。昔の人は、星空を観て星からのエネルギーを感じたり、各々の深層にある無意識を投影して神話を創り出していったのでしょう。暗闇には、日常意識とは異なる深層にあるものを浮上させ、神話を創り出す力があると思うのです。
日常に適応するための「意識」は、無意識が浮上する闇夜に恐怖を感じるものです。その恐怖を無意識に追いやり、「便利さ」「犯罪予防」というもっともな理由によって、都会において闇夜がなくなってしまったことは、大変残念なことです。
無意識との親和力を失うということは、自己との繋がりを失う、ということです。無意識との親和力を取り戻し、自然を通して自己と対話をすることは、本当の豊かさを私たちにもたらしてくれるのではないでしょうか。自然を対象化してしまうのではなく、対話を通して自己と自然は非分離な存在となり、自分が自然の一部である感覚が強まります。闇夜は、自己と自然とを結びつける「のり」のようなものに、私には感じられます。
誰もが自然のなかで創造性を楽しむアーティストであって欲しいと、切に思います。