引き抜き作業で想うこと
- 2013/9/25
- 森の生活
日に日に確実に秋が深まっています。
畑では、トマトやズッキーニ、キュウリが終わりを迎え、オクラ、ナス、カボチャ、ピーマンもそろそろ終わります。暑い盛りにたくさんの恵みを戴いた植物たちを、根っこから引き抜く作業は、多少の痛みを伴います。それだけ手間暇と愛情をかけて育ててきたわけですから。しかし、引き抜かなければ、冬野菜を植えることができないので、感謝とともに引き抜くしかありません。
でも、引き抜いた翌年に、種を蒔いていないのに芽を出すことは多いのです。今、ニンニク、タマネギ、エシャロットを植えるための畝に、ここ2年間、種を蒔いていない小松菜の新芽が一斉に出ているように。
ある植物が死に絶えないと、次の植物が育つスペースがなかったり、死に絶えたと思ったら新しい芽が出てきたり。
畑では、植物との関わりを通して、人間のいのちというものを考えさせられます。