上に伸びようとする力強さ
裏山を散策した後、やはりこの時期でしか出会えない水芭蕉を観に行きました。奥寂庵から車を走らせること15分。美しい大自然が広がります。
澄み渡る雪解け水が流れるなか、たくさんの水芭蕉の花が顔を出していました。たくさん咲いている水芭蕉のなかで、速い水流のなかから顔を出していた一輪の水芭蕉に、目を奪われました。急流のなかであっても、上に伸びようとする力強さ。そういう生命力を、生きとし生けるものは持っている、ということを教えてくれました。
今の時期は、残雪の白さを背景に、ブナの新緑がとても映えます。
人間社会では未曾有なことが起き続けていますが、自然は変わらずに現前に広がります。私たちも内なる自然まで降りていきましょう。