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越後奥寂庵

Inner Silence Hermitage

越後奥寂庵について

名称の由来

越後奥寂庵に辿り着いた経緯

「越後奥寂庵」に辿り着いた経緯をお話ししましょう。

1993年に、新宿、渋谷から近い明大前駅から徒歩3分のマンションに、セッションルームを開設しました。この場所を選んだのは、来られる方にとって便利であり、夜も安全に駅まで戻ることができること、そして身体を動かしたり声や音を出しても近所迷惑にならないことからでした。その意味では気に入っている場所でした。2011年の東日本大震災後、私で役に立つことがあれば行動に移そうと思い、少人数の講座ができるように東京オフィスを隣りの永福町駅に移転させ、東京オフィスでの活動範囲を増やして現在に至ります。

現在は「リズムセラピー研究所」という名称ですが、2006年までは「インナーサイレンス」という名称で、長い間、セッションを提供してまいりました。

もともと私が自然好きということもあるかもしれませんが、1992年に、信州の山奥にある過疎村で、1年間のボディワークの合宿トレーニングに参加して、自然の静けさのなかで心身がゆるむ素晴らしさを体験しました。その後、5年間のボディサイコセラピーのトレーニングに参加している時には、生命エネルギー(氣)でお腹が満たされ、静寂さと平安を味わう体験をしました。そのような私自身の体験から、「波一つ立たない湖面のような静寂さ」「空っぽなのに満ちている感じ」「深いくつろぎと平安」を味わえ、かつ維持できるようなワークを提供したい、という気持ちから「インナーサイレンス(内面の静寂)」という名称にしていたのです。

2006年からは、音楽とリズムの要素を心理療法に取り入れ、より社会に貢献していくために「リズムセラピー研究所」という名称に変更しましたが、私のなかでは「インナーサイレンス」を大切にする気持ちは、以前と変わりありません。

「インナーサイレンス」は、都会の喧噪やストレスのなかでも、感じられるようになるのが理想です。しかし、内側に根づくようになるまでには、環境も大切です。宗派を問わず、内面に意識を向けるための寺院や修道院は、日常の場から隔てられていることからも分かります。

この15年間、明大前でのセッションを続けながら、「インナーサイレンス」を味わうための理想的な環境を、自分の魂が震えるかどうかを道しるべに、利便性や経済性は考えずに、妥協することなく探し続けました。

そして、ようやく2007年に私にとって理想的な環境にたどり着き、2008年に手に入れることができました。「インナーサイレンス」を漢字にして、「越後奥寂庵(Inner Silence Hermitage)」と名付けました。

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