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四季折々

かまくらULTLA「森のプログラム」を終えて

昨年に引き続き、小学4年生から中学3年生まで、不登校児など学校での学習に馴染めない子どもたちへのプログラムが行われました。鎌倉市教育委員会が主催する「海のプログラム」と「森のプログラム」が各3日間行われ、私は「森のプログラム」にナビゲーターの一人としてプログラムを提供し、子どもたちとかかわりました。「すべての子どもたちが、ユニークな学びを開かせていく世界。そのような世界を創るために」全国に先駆けて行われる画期的なプログラムです。

今年の森のプログラムのテーマは「ウゴクとトマル」。私は、「ウゴクとトマル」ための身体構造、身体構造と心理的構造の相関性、心身の構造と建築構造との親和性などについて分かりやすく説明して、遊びのなかで身体を通してウゴクこととトマルことの意味を感じて貰いました。また、自分自身の不思議と出逢うために、興味を引かれた事物の写真撮影や、感覚と気持ちからの絵の描き方のヒントなどを伝えたり、3日目では音楽に合わせて打楽器を演奏したりと、自分ができることを提供させて頂きました。

子どもたちとかかわり、あらためて思ったのは、子どもたち一人一人には、それぞれとてもユニークな内的世界がある、ということです。その内的世界を、外界にある社会的尺度から観て安易に判断してしまうと逃してしまい、子どもは「分かって貰えない」と感じ、心理的に孤立してしまいます。しかし、一人でも理解してくれる大人が傍に居て、内的世界の素晴らしさに感動し、その思いを分かち合うことができれば、どれだけ子どもたちは癒やされることでしょう。自分の子ども以外の子どもとも安心してかかわることができるコミュニティが必要だと痛感した3日間でもありました。このような器作りが鎌倉で徐々に進んでいるのは素晴らしいことです。

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