WCP 第9回世界会議開催地の変更
パンデミックの影響で今年6月に延期されていた「WCP 第9回世界会議」の開催地の変更が検討されることになりました。というのは、モスクワが開催地であったからです。ロシア人正会員が、数年前より開催準備をしてきたことを考えると、彼らの労力が徒労に終わってしまうのは残念なことですし、彼らの多くはロシアの指導部に同意していないとのことですが、このような状況では仕方ありません。
第9回世界会議のテーマは「Children, Society and Future – the Planet of Psychotherapy」です。子ども、社会、未来に対する破壊行為が行われている今だからこそ、このテーマについて各国の心理療法家、精神科医、研究者が話し合い、交流を持つことは意義があります。スピーカーを国毎に分けると、ロシア100名、ウクライナ4名のほか、ベラルーシュ、リトアニア、エストニア、カザフスタン、セルビア、ブルガリア、ジョージア、ノルウェー、ドイツ、スイス、オーストリア、イギリス、アイルランド、アイスランド、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、イスラエル、コソボ、アメリカ、カナダ、メキシコ、コロンビア、ベネズエラ、ペルー、チリ、ブラジル、アルゼンチン、トルコ、イラク、イラン、モロッコ、ナイジェリア、南アフリカ、インド、オーストラリア、中国、韓国の予定です。
心理療法の領域で、国、文化、人種、学派を超えて、私たちに何が出来るかを自由に話し合い、啓蒙できるようになることを願っています。